昨今、本当に迷惑メールが増えてきました。
三井住友カードに関しては以前からその種類も、件数も多く、公式が注意喚起のページを作っているくらいです。
今回は三井住友銀行から「不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要」というタイトルで来るメッセージは詐欺なのか解説します。
銀行からクレカのログインの際にパスワード入力などの失敗を繰り返したので、一時的に制限したこと、解除するために本人確認が必要なことが記載されたメールです。
クレカの内容なのになぜか銀行の方の名義で届きます。
もしかすると、三井住友カード(偽物)が差出人パターンも存在するかもしれません。
Contents
三井住友銀行から「不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要」というタイトルのメールが来た!
三井住友銀行を名乗る相手から「不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要」というタイトルのメールが来ました。
このメッセージの全文は以下の通りです。
いつも 三井住友カード をご利用いただきありがとうございます。
お客さまのWEBサイトのご利用につきまして、パスワード等の入力相違が続きましたので、
本日より当社サイトのご利用(WEB、スマートフォン 共通)を一時制限させていただきました。お客さまにはお手数をおかけいたしますが、本人確認後、制限を解除することができますので、
何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。本人確認をご希望の場合は、以下のリンクをクリックして本人確認を行ってください。
VpassIDでログイン
※一定期間ご確認いただけない場合、三井住友カードを制限させていただきます。
-----------------------------------------------------------------
■発行者■
三井住友 カード株式会社
〒135-0061
東京都江東区豊洲2丁目2番31
三井住友銀行と騙って連絡が来た
銀行の方から来ているはず(偽物ですが)なのに、三井住友カードの内容になっています。
パスワードの入力間違いが続いたのでアカウントを一時的にロックすること、ロックを解除するために本人確認が必要であるという内容になっています。
つまり、自分ではない第三者から不正ログインの兆候があったので、本人確認をしてロックを解除してくださいという内容です。
ただし、今回のメッセージは詐欺なので、決してハイパーリンクから偽サイトにアクセスし、本人確認をしてはいけません。
クレカの番号などを聞かれることになるため、そちらを入力すると、不正利用に遭う可能性が非常に高いです。
三井住友カードであれば、銀行からではなく、三井住友カードから来るはずなのに、その時点でおかしいと判断することもできるでしょう。
フィッシングメール詐欺の一種と考えられる!
「不正ログインを試みられている」「一時的に制限されて使えない」「本人確認をしないと解除されない」という内容で不安を煽って、クレカの情報などを盗み取るフィッシングメールの1種と考えられます。
絶対に偽サイトにアクセスしたり、クレカ情報、ログイン情報などを入力しないようにしましょう。
持っていないはずなのに来るケースも
今回のメールは迷惑メールなので、三井住友銀行の口座やクレカを持っていなくても来るケースがあります。
もし、持っていないはずなのに来る場合は、その時点で偽物だと判断しやすいです。
三井住友銀行の「不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要」が迷惑メールである理由
なぜ、迷惑メール、詐欺と判断できるのか解説します。
送信元のメールアドレスがおかしい!
差出人は銀行の方を名乗っていますが、クレカの方の内容なので、三井住友カードの方のメールアドレスについて記載します。
三井住友力ードであれば、公式によれば公式から来るメールアドレスのドメインは上記とのことです。
今回のメールは「ptej.com」であるため一覧に当て嵌まりません。
つまり、偽物ということです。
今回、管理人に届いたものは銀行を騙っているので、銀行の方のメールアドレスについて掲載しているページを紹介します。
🔍【重要】三井住友銀行アカウントの異常通知は迷惑メールなのか?詳細と対処法を解説
リンク先のURLを安全か判定してみた!
今回は、リンク先のURLが危険なのか安全なのかURLの安全性を判定してくれるサービス「Site Safety Center」にかけてみることにしました。
このサービスでは、フィッシングサイトやそのサイトに潜む危険性などを判別してくれます。
新たに確認されたドメインでまだ未評価とのことです。
実際、「Site Safety Center」でもまだ分類が行われていない最近アクティブになったドメインとのことでした。
管理人に届いたのもほんの数日前なので、かなり新しくできた偽サイトなのかもしれません。
試しに開いてみようとしたところ、ウィルス対策ソフトが反応したので、やはり危険な偽サイトと判断して良さそうです。
今後、「Site Safety Center」の方もフィッシングサイトと表示されるようになると考えられます。
迷惑メールの受け取りを減らすには?
迷惑メールの受け取りそのものを減らすには、いくつか方法が考えられます。
対処法
〈キャリアメール〉
各キャリアにあるなりすまし規制、ブロックフィルターなどを設定、有効化
〈有料メール〉
ブロック機能が搭載されている場合は、設定や有効化
〈ブラウザで開く場合〉
ブロック機能のあるアドオンの導入
〈ウイルス対策ソフト〉
ブロック機能や警告表示をしてくれるもの、フィッシングサイトへアクセスしようとした時ブロックしてくれるものも
具体的な内容については下記の記事を参照してください。
🔍【重要】マスターカード:不正使用疑惑のセキュリティチェックは迷惑メールなのか解説!
騙されないようにするために
騙されないように気を付けるべきこと、注意したいところをまとめました。
騙されないようにするために
- メールアドレスが公式のものか
- リンク先が本物か
- 公式から直接ログインする
- 公式からログインしてみてログインできたらメールと矛盾する
- クレカ情報などを求められたらあやしい!
- 緊急系のメールは基本怪しいケースが多い!
- メール本文の日本語がおかしかったり、内容が統一されていなかったりするケースが多い(今回はそもそもクレカなのに銀行から来るのがおかしい
三井住友銀行の「不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要」が来た時に気を付けるべきこと
今回の迷惑メールが来た時に気を付けるべき点を箇条書きにしました。
気を付けるべきこと
- まずは詳細を見て送信元のメールアドレスが本物かチェック
- リンク先のURLが本物か
- 記載されているリンクを押さない
- 電話番号が記載されている場合は電話を掛けない*1
- リンクを押して開いてしまったらセキュリティ対策ソフトでスキャンしておく
- Vpassにメールに記載されたURLやボタンからアクセスしない(公式からアクセスする)
- 偽サイトでアプリのインストールを促される場合はインストールしないようにする
- 個人情報、クレカ情報などを偽サイトに入力しない
*1:偽物の電話窓口が開設されているケースがあり、迷惑メールに偽物の番号が記載されている事例も
すべての迷惑メールで共通することなので、怪しいと感じたら今回の箇条書きのことをしないようにしましょう。
より具体的な詳細については下記の記事を参照してください。
🔍メルカリを騙る「重要 事務局からのお知らせ」は詐欺なのか?対処法について解説
三井住友銀行の「不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要」を開いてしまった場合
メール本文を開いてしまっただけであれば、特に問題になる事例は少ないです。
そのまま、迷惑メールセンターに送るなり、通報するなり、削除するなり、自分で対処できるでしょう。
ただし、アクセスしてしまった場合、問題となるケースもあるため、絶対に偽サイトにアクセスしないようにしてください。
アクセスしてしまった、クレカやログイン情報を入力してしまった場合の対処法
偽サイトにアクセスしてしまった場合、絶対にクレカやログイン情報等を入力しないようにしましょう。
三井住友カードが不正利用される可能性が高いです。
アクセスしてしまった場合、最近のフィッシングサイトの例だと、偽のアプリをインストールさせようとしてくるケースがあります。
こうしたアプリをインストールしてしまうと、通販などでクレカ情報などを入力してしまうと、その情報が盗み取られ、被害が拡大する可能性が高いです。
絶対に不審なアプリをインストールしないようにしてください。
また、スパイウェアなどに感染する可能性があるので、開いてしまった時は、速やかにページを閉じて、ウイルス対策ソフトでスキャンしましょう。
もし、すでにクレカ情報を入力してしまった場合は、速やかにクレカ会社にすぐに電話をかけて利用停止状態にしてください。
ログイン情報を入力してしまった場合は、すぐにパスワード変更等を行いましょう。
詳細については下記の記事を参照してください。
🔍【重要】三井住友銀行アカウントの異常通知は迷惑メールなのか?詳細と対処法を解説
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