昨今、特に金融機関やクレジットカード会社とその関連サービスを騙るフィッシングメール詐欺が急増しています。
この記事では、宛名がEPOS Netの「【エポスカード】使用制限のお知らせです。」というタイトルのメッセージは迷惑メールなのか、本物なのか詳細と対処法について解説します。
Contents
EPOS Netから来る【エポスカード】使用制限のお知らせです。は詐欺なのか?詳細について
EPOS Netを騙って【エポスカード】使用制限のお知らせです。というタイトルの迷惑メールが届くことがあります。
【EPOS Net】
【エポスカード】使用制限のお知らせです。
「エポスカード」をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
当社では、犯罪収益移転防止法に基づき、お取引を行う目的等を確認させていただいております。
また、この度のご案内は、当社ご利用規約第9条1項7に基づくご依頼となります。
お客様お客様の直近の取引についていくつかのご質問がございます。下記のリンクをアクセスし、ご回答ください。
お取引確認
URL
※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます。
※回答を完了しますと、通常通りログイン後のお手続きが可能となります。
Refarence:○○○○○○○○○○
このメールは次のメールアドレス宛に送信されました:
迷惑メールも種類や数が増えており、EPOSカードを騙るものも種類が豊富になってきました。
そうしたEPOSカードの詐欺の中でも、管理人が毎日のように受け取っているものがこちらになります。
特に2023年の終わり頃から増えた印象です。
犯罪収益移転防止法とは?
犯罪収益移転防止法により、口座開設などの際に指名や住居、生年月日の確認だったのが、この法律が改正されたことにより、平成25年4月1日から職業や取引を行う目的についても確認されるようになりました。
組織的な犯罪が国際的に拡大しており、資金の洗浄のための行為を防止させる目的のためにこうした法律の改正が行われました。
よって、この法律の改正により、銀行などから利用目的などを後から確認されるという機会が増えており、金融機関によっては返答せずに放置すると、実際に口座が凍結されるなどの事態が起こるケースも報告されています。
返答を行わず放置するとどうなるかについては、その金融機関やサービスによるとのこと。
このように、犯罪収益移転防止法を根拠にしたお知らせというのは、金融機関はもちろん、クレジットカード関係からもあり得る話です。
しかし、中にはこの通知を利用したフィッシングメール詐欺なども横行しているため、騙されないようにすることが重要と言えるでしょう。
こうしたお知らせは、大抵はそのサービスの会員メニューなどのお知らせなどにも通知されているケースが多いです。
つまり、今回の事例では、エポスNet公式から直接確認および手続きができる可能性が非常に高いため、「本物か偽物か心配」「返答せずに本当に制限されたら困る」という場合は、公式から直接チェックをお勧めします。
公式から直接ログインするよう心掛ける
エポスNetを騙るメールからアクセス後にログインするのではなく、こうしたお知らせ(本物は不明)を受け取った時に本当に大丈夫か心配という場合は、エポスNet公式や公式アプリから直接ログインをする癖を付けると安心です。
これは今回のものに限らず、あらゆる企業からのSMSやメールでのお知らせに対しても言えるでしょう。
リンクテキストに数パターン
本文内に記載されているリンクテキストは、何パターンか種類が確認されています。
例えば、「エポスNetログイン」や「URL」のケースです。
管理人が確認したのは、公式でないURLですが、中には公式のログインページに偽装しているものもあると考えられます。
【エポスカード】使用制限のお知らせですが迷惑メールである理由
【エポスカード】使用制限のお知らせですが迷惑メールである理由を解説します。
この他、宛名がない、アイコンがおかしいなどの違和感も挙げられます。
🔍【EPOS Net】エポスカード 重要なお知らせ ご利用確認のお願いメールは詐欺なのか解説
公式は緊急や制限など不安を煽るメールは送らないとしている
公式は緊急や凍結、制限など不安を煽るメールに対して迷惑メールである可能性があると注意喚起しています。
今回のメッセージを確認してみると、不安を煽って一部制限するといった内容などにこれに当て嵌まるでしょう。
所々日本語に違和感のあるパターンも
「お客様お客様」や「下記のリンクをアクセスし」など言い回しや日本語に違和感のあるケースも。
ここ数年、迷惑メールも進化しているのか、AIの躍進によるものなのか、違和感のないフィッシングメールも増えています。
しかし、やはり細かな言い回しや句読点、「てにをは」等に違和感が出るケースが多いので、こうしたところをしっかりチェックしてみても良いかもしれません。
送信元のメールアドレスがおかしい
送信元のメールアドレスが文字や数字を適当に組み合わせたものや、全く公式と被っていないもの、中途半端に似せたものなどがあります。
中には送信元のアドレスを偽装しているケースもあるため、公式のもの=安全とは限りませんが、公式のものでないならその時点で偽物と判断可能です。
なお、エポスカード公式のアドレスは「@01epos.jp」となっています。
記載のリンクがおかしい
【エポスカード】使用制限のお知らせですというメッセージ内がリンクテキストのパターンの場合、公式と全く異なるリンクとなっているケースも。
中には偽装されているケースもあるため、公式のURLだったとしてもアクセス後のURLが公式のものか、しっかり確認するようにしましょう。
なお、公式のURLは「eposcard.co.jp」となっています。
アクセス後のURLがおかしい
リンクテキストが偽装されているケースでは、アクセス後のURLが異なっているケースもあります。
こうしたケースでは、本物そっくりに作った偽サイトにアクセスさせられるため、しっかりアクセス後のURLを確認するようにしてください。
なお、公式のURLは「eposcard.co.jp」となっています。
発行していない人にも来る
今回のメッセージは迷惑メールの一種です。
手当たり次第に送っていると考えられるため、エポスカードを発行したことがない場合でも届くケースがあります。
持っていないのに来るというケースでは、その時点で偽物と判断できるため、逆に安全と言えるでしょう。
このパターンの場合は、メッセージを開かず、速やかに削除をお勧めします。
【エポスカード】使用制限のお知らせです。というメールが来たらどうすれば良いのか?
EPOS Netを騙る【エポスカード】使用制限のお知らせです。というメールが届いた時、ページを開かず、迅速に削除することをお勧めします。
メッセージを開いただけでは問題がないケースがほとんどなので、開いてしまった場合はそのまま閉じて削除するようにしましょう。
もし、偽サイトを開いてしまった場合は、スパイウェアに感染する可能性があるため、迅速にページを閉じてメールを削除し、ウイルススキャンをお勧めします。
また、絶対に偽サイトでログイン情報や個人情報等を入力しないようにしましょう。
迷惑メールの受け取りそのものを減らす方法
迷惑メールの受け取り自体をブロックできれば、そもそも受け取ることが少なくなるため、被害に遭う可能性をグッと減らせます。
受取自体を減らすには、フィルター機能の有効化や設定、ブラウザで開く場合は拡張機能(アドオン)の導入などでブロックできます。
また、ウイルス対策ソフトの中には、迷惑メールをブロックしてくれたり、警告を出してくれたり、偽サイトにアクセスした際に警告やブロックしてくれたりするものも。
このようなサービスの導入と有効化により、被害に遭う可能性をグッと減らせるでしょう。
詳細については下記の記事を参照してください。
🔍【三井住友カード】ご請求金額確定のご案内は迷惑メール?クリックしてしまった場合の対処法
【エポスカード】使用制限のお知らせですをクリックしたり、開いてしまったりした場合
【エポスカード】使用制限のお知らせです。に記載されているリンクをクリックして、偽サイトを開いてしまったら、絶対にログイン情報やクレカ・個人情報などを入力しないようにしましょう。
入力してしまった場合、詐欺業者に情報が渡ってしまい、アカウントの乗っ取りやエポスカードの不正利用に繋がる可能性が非常に高いです。
すでに入力してしまったケースでは、速やかにエポスカードの電話窓口や問い合わせフォームからの連絡で、利用停止と再発行の手続きをする必要があります。
また、個人情報などを入力しなかったとしても、フィッシングサイトの中にはスパイウェアを仕込んでいるケースもあるため、念のためウイルススキャンをお勧めします。
【エポスカード】使用制限のお知らせですから偽サイトにアクセスしログイン情報やクレカ情報を入力してしまった場合の対処法
EPOS Netのログイン情報を入力してしまった場合は、アカウント乗っ取りの可能性が出てきます。
速やかにパスワードの変更をお勧めします。
パスワード変更の手順については下記の記事を参照してください。
🔍【EPOS Net】エポスカード 重要なお知らせ ご利用確認のお願いメールは詐欺なのか解説
また、クレカ情報を入力してしまった場合は、不正利用される可能性が高いです。
エポスカードの利用停止と再発行手続き迅速にする必要があるでしょう。
問い合わせフォームはこちらからアクセスできます。
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