ここ数年、フィッシング詐欺は種類も数も急増しており、被害者もそれに伴って増加しています。
この記事では、【重要】エポスカードからの緊急のご連絡というタイトル(件名)のメールは詐欺なのか本物なのか詳細と対処法などを解説します。
Contents
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡の詳細について
エポスカードを名乗って緊急のご連絡というタイトルのメッセージが届くケースがあります。
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡
【エポスカード】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛し、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申し上げます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
■ご利用確認はこちら
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申し上げます。
■発行者■
株式会社 エポスカード
東京都中野区中野4-3-2
メールコード○○○○
今回のメッセージには何パターンかひな形があるのか、文章の異なるものが何パターンかあるようです。
実際、別のクレカの同じタイトル(【重要】○○力ードからの緊急のご連絡)のものの報告例がとても多いです。
また、EPOS Net(クレカの会員サービス)やエポスカードを騙るフィッシング詐欺には複数あります。
🔍【EPOS Net】エポスカード 重要なお知らせ ご利用確認のお願いメールは詐欺なのか解説
メールコードと付くケースも
タイトルの末尾に[メールコード○○○○○]と付くケースも報告例があります。
この他、今回のタイトルのものに関しては、タイトルも内容のバリエーションが豊かです。
典型的な文面
今回のような「○○カードから緊急のご連絡」というタイトルの迷惑メールはかなりのパターンがあり、様々なクレカ会社を騙っています。
また、こうしたタイトルはかなり文面にパターン差があり、文面によっては今回の内容とそっくりのものも。
例えば、楽天カードでも同じパターンのタイトルや類似した内容のメッセージが届くケースもあります。
🔍「楽天カードから緊急のご連絡」というメールは本物なのか偽物なのか?見分け方・対処法を解説
送信元が偽装されているケースも多い
今回のものに関しては、送信元のアドレスが偽装されているケースも多々見受けられます。
つまり、一見すると公式のものであるはずの「01epos.jp」となっているものであっても注意が必要です。
なお、偽装されていないケースもあり、メールアドレスが公式のものでない場合は、その時点で偽物と判断できそうですね。
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡が詐欺である理由
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡が詐欺である理由について解説します。
テンプレートな内容
今回のものに関しては、詐欺として、かなりテンプレートなタイトルかつ内容です。
エポスカードに限らず、別のクレカでも類似ケースが多数報告されているので、今回のようなタイトルや内容のものを見つけたら注意するようにしましょう。
公式が注意しているパターンに当て嵌まる
公式は、緊急やアカウント凍結など不安を煽るメッセージは詐欺としています。
今回のものに関しては、緊急のご連絡とタイトルについており、内容的には不正利用と疑われる取引があって本人か確認を取りたいので、一時利用停止(アカウント凍結に近い)にするといった内容なので、警告の内容にそっくり当て嵌まることが分かります。
アクセス先の偽サイトのURLについて
アクセス先のURLを確認してみると、公式のものではないことが分かります。
公式であれば「https://www.eposcard.co.jp/○○/○○」となっていくはずですが、今回確認した偽サイトのURLは「https://www.ecpss.ceanrod.com」でした。
この他、何パターンかURLが確認されていますが、公式と全く異なるものだったり、中途半端に似せようとしていたりと、様々なケースがあるようです。
送信元について
公式によるメールであれば、送信元のアドレスが「@01epos.jp」というものになっているはずです。
しかし、今回のメッセージに関しては送信元がこれと違ったり、偽装してあったりするケースが報告されています。
今回のケースでは「@01epos.jp」に偽装されているパターンも多々見受けられるため、公式と一緒だから安心!とならないように注意してくださいね。
IPアドレスを調べると海外のケースも多い
今回のメールの出どころ(国や地域)をドメイン・IP調査サービスで調査すると、海外のケースが多いようです。
実際に調べてみたケースでは、IPアドレスが中国であることが多いと報告されています。
🔍「Amazonアカウントの情報更新をお願いしております。」詐欺メールの詳細と対処法を解説
URL安全判定サービスにかけてみた
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡でアクセスさせるに偽サイトのひとつである「https://www.ecpss.ceanrod.com」をURL安全判定サービスにかけてみました。
今回は「Site Safety Center」というサービスを使ってみます。
実際に、判定サービスにかけてみたところ、「危険」と判断されて、このWebサイトに有害なプログラムが含まれるか、閲覧者に対してフィッシング詐欺を行う可能性があると表示されます。
🔍「Amazonアカウントの情報更新をお願いしております。」詐欺メールの詳細と対処法を解説
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡という迷惑メールが来たらどうすれば良いのか?
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡というタイトルのメッセージが来た時は、そのまま開かず速やかに削除することをお勧めします。
開いた時点では特に問題がないケースがほとんどですが、記載されたリンクテキストやボタンをクリック(タップ)して、偽サイトを開いてしまうと問題が起こる可能性があるので、リンクは開かないようにしましょう。
今回の例に限らず、基本的にメールに記載されたリンクテキストやボタンからのアクセスはお勧めしません。
ブックマーク(お気に入り)や検索から直接アクセスしログインするようにしましょう。
これを徹底することで迷惑メールにグッと騙されにくくなります。
迷惑メールの受け取りそのものを減らすために
今回のものに限らず迷惑メール全般の受け取りを減らすには、フィルターの有効化や設定、Gmailなどをブラウザで開く場合は拡張機能(アドオン)でフィルタリングできるものを導入するなどの対処法も。
この他にも、ウイルス対策アプリの中にはフィルター機能があったり、偽サイトにアクセスしたときに弾いてくれたり、警告を出してくれたりするものも。
このような機能を持ったサービスを導入したり、有効化したりすることにより、受け取りそのものをグッと減らせるケースもあります。
詳細については下記の記事を参照してください。
🔍【三井住友カード】ご請求金額確定のご案内は迷惑メール?クリックしてしまった場合の対処法
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡のリンクをクリックして開いてしまった場合
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡に記載されているテキストリンクをクリックして、偽サイトのページを開いてしまった場合、絶対にログイン情報やエポスカードの情報を入力しないでください。
入力してしまった場合は、エポス力ードの電話問い合わせ窓口や問い合わせフォームに連絡し、利用停止と再発行の手続きをする必要があるでしょう。
様々な情報を偽ページのログイン画面に入力しなかったとしても、偽サイトにアクセスしただけでスパイウェアなど問題のあるウイルスに感染する可能性があるため、対策ソフトでスキャンをお勧めします。
【重要】エポスカードからの緊急のご連絡から偽サイトにアクセスしログイン情報やクレカ情報を入力してしまった場合の対処法
今回のメッセージから偽サイトにアクセスしログイン情報やクレカ情報を入力してしまった場合の対処法を解説します。
クレカの停止と再発行
EPOS Netのログイン情報を入力したり、クレカ情報を入力してしまったりした場合、エポス力ードの不正利用の可能性が非常に高くなります。
エポスカードの利用停止と再発行の手続きが必要です。
問い合わせフォームへのアクセスはこちらから行えます。
パスワードの変更
アカウントが乗っ取られる前かつクレカ情報の入力がなかったり、入力をしなかったりした場合、EPOS Netのパスワード変更で解決するケースも。
パスワードの変更手順については下記の記事を参照してください。
🔍【EPOS Net】エポスカード 重要なお知らせ ご利用確認のお願いメールは詐欺なのか解説
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