ユーザー数も増えて、サービスを認知する人が増加したことが影響しているのか、最近ペイディを騙るフィッシングメール詐欺や架空請求詐欺が増えてきた印象を持ちます。
この記事では、「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」というSMSと詳細・対処法などについて解説します。
Contents
「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」は詐欺なのか
ペイディを名乗って、債務金額が決まったので、迅速に支払うように促すSMS(ショートメール)が届くことがあります。
Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。
URL
差押最終通知
今回のメッセージに限らず、ペイディから覚えがない督促状や請求メール、SMSが来るケースもあります。
詐欺のケースもありますが、中には実際に請求だったケースもあり、そのまま滞納すると信用に傷が付き大変なことになるケースも。
覚えがない請求メール全般の対処法に関しては下記の記事を参照してください。
🔍Paidyで覚えがない督促状はがきや請求メール、SMSが来た!無視して良い?どうするべき?
開いた後の内容
SMSに添付されたURLを開いた後は上記のような偽サイトにアクセスさせられます。
差押最終通知
法的手続きによりPaidyの債務金額が確定しましたが、いまだにゴ返済がありません。
もし、ご返済ない場合には、裁判所を通じて給与、個人財産差押等の強制執行の申し立てを行うこととなります。
債務金額:40000円
返済最終期限:○○○○/○○/○○(支払期日の延長不可)
お急ぎで対応してください。下記の方法でオンライン納付もご利用いただけます。
お支払い方法選択
電子マネー(vプリカ発行コード)
コンビニエンスストア
※メンテナンスに伴うサービス一時停止となります。
ネットバンキング(Pay-easy)
※メンテナンスに伴うサービス一時停止となります。
次へ
長期の滞納により法的手続きがされ、債務金額が決まったので至急返済するようにという内容です。
今回のように強制執行、差押、債務などのキーワードを含む詐欺SMSは多いので注意してください。
こうした架空請求詐欺のテンプレというと、他にも返済方法はあるが、一時的にメンテナンス中なので、vプリカで返済するように促すパターンです。
今回もその例に当て嵌まり、ネットバンキングやコンビニエンスストアからの返済がメンテナンス中なのでvプリカの発行コードで支払うように促します。
このように典型的な架空請求詐欺の一種と言えそうですね。
サイト内容を見てみると、所々日本語があやしかったり、不自然にカタカナになっていたりと、よく見るとおかしな点がいくつも見受けられます。
複数パターンの報告例
最初に【差押最終通知】と付くパターンや、リンクテキストが異なるパターンなどいくつか類似パターンが報告されています。
架空請求詐欺の一種
今回の「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」というメッセージは、裁判で個人財産差押等の強制執行をすると脅してお金を騙し取るタイプの架空請求詐欺の一種です。
もし、ペイディを使ったことがない、登録してすらいないのに来たという時は、かなり騙されにくくなりますが、利用経験があるとうっかり騙されてしまうことも。
実際に長期滞納すると似たような内容の督促状が届くケースがありますが、こちらは本物である可能性が高いです。
ただし、督促状に関しても今後詐欺が出て来る可能性があるので注意が必要となるでしょう。
Paidyアカウントを作った覚えがないのに、請求のSMSや督促状が来て、公式に問い合わせたら利用履歴があったという怖い話も稀に聞きます。
つまり、SMS(Cメール)だけであれば過去に自分が使っていた電話番号の利用者だったり、督促状であれば第三者が勝手に情報を使ってアカウントを作成したりした可能性があるということに。
このような事例が稀にあるので、もし偽物ではなく本物っぽいところからSMSやはかぎで請求が来たという時は、問い合わせと自分が使ったわけではないという説明をすることを推奨します。
Vプリカの発行コードを求められる
滞納系や支払い系の架空請求詐欺は、vプリカの発行コードを求められるケースが多いです。
他にもペイジーやコンビニ決済などが方法として挙げられてはいますが、メンテナンス中で一時停止しており、vプリカのみ利用できる状態であるというパターンが多くみられます。
つまり、メンテナンス中と嘯いて、vプリカでの返済を促すタイプです。
一時停止と書かれていながら、実際はいつ見ても解除されません。
いつまで待ってもvプリカしか受け付けていないということになります。
40000円請求されるケースが多い
今回のケースでは、請求金額は40000円となっているケースが多いです。
「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」というSMSが詐欺である理由や見極める方法
「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」というSMSが詐欺である理由や見極める方法を解説します。
公式サイトやアカウントで注意喚起
Vプリカ公式サイトで、未納料金などをVプリカで支払わせる詐欺があると注意喚起をしています。
また、ペイディ公式X(旧Twitter)アカウントでも「差押最終通知」と称したSMSに注意喚起しています。
そもそもVプリカ発行コードで求められることがおかしい
そもそも、こうした未納の支払いを求められる際にVプリカの発行コードで求められるというのがおかしいです。
また、メンテナンス中で一時停止とされている他の返済方法に関しても、いつ見てもメンテナンス中となっており、利用できるタイミングはありません。
送信元(電話番号)が公式でないケースも
ペイディ公式の電話番号は「0355455667」です。
ショートメールのメッセージ送信元が公式からでない場合、やはり偽物である可能性が高いです。
ただし、電話番号の表示を偽装することもできるので、番号が公式だから絶対に本物ということはないため注意してください。
リンクがおかしいケースも
「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」では、テキストリンクが明らかに公式のものでなかったり、中途半端に似せていたりするケースもあります。
ただし、中にはテキストリンクを偽装しているケースもあるので、アクセス後のサイトURLが本物か確認するようにしてください。
アクセス後のURLがおかしい
詐欺メールだとアクセス後のURLが公式のものではありません。
リンクテキストだと偽装できるので、こちらをしっかりチェックしておくと騙されにくいです。
ただし、今回のケースは「Paiby」となっており、一瞬Paidyなのでは?と思ってしまうようなURLを利用しているところもあるため、しっかり確認をお勧めします。
ペイディ公式のURLは「paidy.com」です。
期日が非常に短い緊急系のメッセージに要注意
期日が非常に短い緊急系のメッセージは全体的に詐欺であるケースが多いです。
なりすまし詐欺をされている様々な企業やサービスが、すぐに支払わないと利用停止、契約解除する系統のメッセージは偽物だと注意喚起しています。
アプリやMy Paidyから請求があるか確認
もし、ペイディアカウントを持っている場合は、アプリやMy Paidyから直接ログインし、請求があるか、請求金額は今回のSMSとピッタリ同じ金額になっているか確認してみてください。
請求されていなかったり、金額が合わなかったりする場合、やはり差押最終通知は偽物と判断できるでしょう。
「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」が来たらどうしたら良いのか?
今回のショートメールが来たら、添付されたURLを開かずそのまま速やかに削除するようにしてください。
もし、URLをタップして偽サイトを開いてしまった場合は、スパイウェアなど有害なウイルスに感染する可能性があります。
念のためウイルス対策ソフトでスキャンをお勧めします。
迷惑SMSの受け取りを減らす方法
今回の迷惑SMS(Cメール)の受け取りを減らすには、「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」という内容を送ってきた電話番号をブロックする方法があります。
しかし、一つブロックしても別の電話番号から送って来られるので、根本的な解決にはなりません。
特定の電話番号をブロックする方法については下記の記事を参照してください。
🔍「auからの重要なお知らせ」というメールは詐欺!開いてしまった場合の対処法も
キャリアによっては、独自のフィルター機能を有効にできるケースもあり、中には海外から送られてきたSMSをブロックするなどの機能を持つものも。
一応、ペイディも国際SMSを使っているため、海外事業者からのSMS拒否設定をすると公式も弾きますが、登録していないはずなのに来るという場合は特に問題はないはずです(他の国際SMSを使用しているサービスを利用している場合は注意してください)。
各キャリアのSMSブロック機能の詳細については下記の記事を参照してください。
🔍「利用停止予告 KDDI未払い料金お支払いのお願い。」を開いてしまった場合の対処法
「Paidyの債務金額が決まりました、迅速な対応をお願い致します。差押最終通知」というSMSをタップして偽ページを開いてしまった場合
今回の迷惑SMSのURLをタップして偽サイトを開いてしまった時点ではそれほど致命的な問題になるケースは少ないです。
絶対にvプリカの購入や発行コードを送信しないようにしましょう。
フィッシングサイトや架空請求サイトの一部は、アクセスしただけでスパイウェアなどに感染する可能性もあります。
念のためウイルススキャンするようにしてください。
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