ここ数年、様々な企業やサービスを騙るフィッシング詐欺が急増しています。
この記事では、2023年くらいから急増している三井住友カードを騙るメッセージの中でも、持ってないのに引き落としや請求のお知らせメールが来るケースの詳細と対処法について解説しています。
Contents
三井住友カードを持ってないのに引き落としや請求メールが来るのはなぜ?
三井住友カードを持ってないのに引き落としや請求のお知らせが来る現象が多発しています。
この項目ではこのメッセージの詳細について解説します。
詐欺である可能性が高い
持っていないのに来るという場合は偽物、つまりフィッシング詐欺である可能性が高いです。
メ―ルに添付されたボタンやリンクを押すとVpass(会員メニューのこと)の偽サイトに飛ばされて、そこでログイン情報を入力させて盗み取ります。
こうした偽サイトにはアクセスするだけでスパイウェアに感染するケースもあるため、アクセスそのものを避けるべきでしょう。
また、三井住友カードを騙るものに関しては不明ですが、ここ数年はauを騙る迷惑メールなどではアクセス先で偽物のウイルス対策アプリをインストールさせて、そのアプリから様々な個人や支払い情報を盗み取るケースも出てきているため非常に危険です。
スパイウェアに感染の他にもこういったリスクも考えられるため、リンクを押さず、そのままメッセージは削除するようにしましょう。
ここ数年フィッシング詐欺は増えている
ここ数年フィッシング詐欺は種類も数も激増しており、三井住友カードを騙るものも特に2023年頃から報告が急増している印象を持ちます。
このように、この企業や系列サービスを騙る迷惑メールは増加傾向にあり、その種類も豊富です。
不審なアクセス検知などの他、「ご請求金額確定のご案内」や「お支払い日の案内」など引き落としや請求のお知らせ系統のものも多数あります。
三井住友カードを持っていて来る場合は特に騙されないように注意が必要ですが、詐欺なので持ってないのに来るという人も。
持ってないという場合は、その時点で詐欺だと判断できるため、内容を開かずリンクに触れず、そのまま速やかに削除することをお勧めします。
SMSやメッセージからVpassアクセスしないように
SMSやメ―ルに添付されているボタンやリンクからVpassなどにアクセスするのではなく、直接検索してアクセスするようにしましょう。
出来ればお気に入りやブックマークに入れておくとスピーディかつ安全にアクセスできるのでお勧めです。
PayPayカードなどは注意が必要
蛇足にはなりますが、クレカによっては契約した覚えがないのに持っていることになっているケースもあります。
例えば、PayPayカードではそういった事例が多数起こっています。
実際に、PayPayカードを発行しようとしたらエラーが出て申し込めず、心当たりがないのに電話で確認したらすでに発行していたというケースも。
これは、過去に発行したポイントカードなどがPayPayカードに切り替わったケースがあるためです。
三井住友カードに関してはこのような引き継ぎのケースを聞いたことがありませんが、クレカによってはこのような事例があるという点に留意してください。
ただし、このような事例では、持ってないという印象を持っているということは、そのまま更新したカードを受け取りせずに解約となっていると考えられるため、不審な引き落としや請求のお知らせが来るのはそもそもおかしいということに。
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三井住友カード持ってないのに引き落としや請求のお知らせが来る!実際の事例について【詐欺】
持ってないのに来るフィッシングメ―ル(引き落としや請求系)の事例を紹介します。
「ご請求金額確定のご案内」
「ご請求金額確定のご案内」は今月平均以上の支出をしたと不安を煽りつつ、請求金額の確定と確認を促すフィッシングメ―ルです。
こちらは公式で不審メールの例として挙げられているものなので、その時点で偽物と判断できるでしょう。
「ご請求金額確定のご案内」の詳細については下記の記事を参照してください。
🔍【三井住友カード】ご請求金額確定のご案内は迷惑メール?クリックしてしまった場合の対処法
「お支払い日のご案内」
「お支払い日のご案内」も最近報告が増えてきているフィッシング詐欺の一つです。
支払い日が近いこと、いつなのかの案内をし、利用明細の確認をさせるために偽サイトに誘導します。
こちらは同名のタイトルの本物(公式によるもの)があるため注意が必要です。
「お支払い日のご案内」の詳細については下記の記事を参照してください。
🔍三井住友カードから来る「お支払い日のご案内」というメッセージは迷惑メール?本物なのか解説
持ってないのに引き落としや請求のお知らせが来る!迷惑メールと判断するには
三井住友カードを持ってないのに引き落としや請求日の確定のお知らせなどが来るケースがあります。
持ってないのに来る時点で詐欺だと判断できますが、もし持っている場合に来た時は下記のチェック項目に当て嵌まらないか確認をお勧めします。
当て嵌まったら要注意、フィッシング詐欺である可能性が非常に高いので、速やかにメッセージを削除するようにしましょう。
チェック項目
- 日本語に違和感がある
- 句読点が「.」などである
- 送信元が公式のものでない
- リンクが付いている
- 不安を煽ってリンクから偽サイトに誘導しようとする文面
- ハンドルネームの記載がない、正しいものでない
- 住所の記載がおかしい
- アクセス先のURLが公式のものでない
この他、発信元のIPを調べると国外だったなども挙げられますが、こちらは外部サービスを利用して調査する必要があるのでチェック項目からは外しています。
🔍三井住友カードから来る「お支払い日のご案内」というメッセージは迷惑メール?本物なのか解説
三井住友カードを持ってないのに引き落としや請求のお知らせを受け取ってしまった時はどうしたら良いのか?
公式によれば、三井住友カードを騙る不審メールが届いたら、速やかに削除することを推奨しています。
内容はなるべくクリックして開くことをせず、そのまま削除するようにした方が良いでしょう。
ほとんどの迷惑メールでは、偽サイトへのアクセスだけならばセーフで入力したログイン情報は盗まれることになります。
つまり、適当に関係のないログイン情報を入力してみるといったことであればセーフである可能性が高いです。
しかし、中にはアクセスするだけでスパイウェアに感染したり、auを騙るものの中には偽物のセキュリティアプリをインストールさせて情報を盗み取ったりしようとするものもあるため、三井住友カードを騙るものに関してもアクセスだけなら大丈夫と冒険心に駆られるのではなく、そのまま削除をお勧めします。
迷惑メールの受け取りを減らす方法
受け取りを減らすには、迷惑メールフィルターの設定やこうした機能を追加できる拡張機能の導入と有効化、セキュリティアプリの導入などの方法が挙げられます。
より詳しい対処法や詳細については下記の記事を参照してください。
🔍【三井住友カード】ご請求金額確定のご案内は迷惑メール?クリックしてしまった場合の対処法
クリックしてしまったり、開いてしまったりした場合
もし、三井住友カード持ってないのに引き落としや請求メールに記載されているURLや添付されているボタンをクリックして、偽ページを開いてしまった場合は、ログイン情報を絶対に入力せず、そのまま閉じてメ―ルを削除してください。
この時、スパイウェアに感染している可能性もあるので、なるべくウイルス対策アプリなどのスキャンにかけることをお勧めします。
三井住友カード持ってないのに引き落としや請求メールからログイン情報を入力してしまった場合の対処法
三井住友カードを持ってないのに引き落としや請求のお知らせメールなどが来たという場合は、偽サイトにアクセスしたとしてもそのクレカそのものを所持していないので入力する情報もないので被害に遭うことはありません。
また、適当に情報を入力して反応を見てみたとしても、その情報が他のクレカなどに繋がるものでなければ特に問題はないと考えられます。
ただし、偽サイトによってはアクセスだけでスパイウェアに感染する可能性があり、これを駆除せずにAmazonを始めとした通販サイトなどで買い物をしようとする時にクレカ情報を入力したり、クレカの会員サービスにログインしようとしたりした時に情報を盗み取られて不正利用に繋がる可能性も。
偽サイトにアクセスしてしまっただけであっても、念のためウイルス対策アプリによるスキャンをお勧めします。
また、もし持っていて、その情報を偽サイトに入力してしまった場合は早急に下記のような対策を取るようにしましょう。
対処法
- VpassのパスワードやIDを変更
- 三井住友カードに連絡をし利用停止と再発行手続きをする
- 保障制度の確認&手続き
- 警察に相談
これらの詳細や具体的なやり方などについては下記の記事を参照してください。
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