同じ会社の運営する2つの似たようなサービスがあった時、使い分けやどちらを登録すれば良いのか分かりにくいです。
この記事では、株式会社ネットプロテクションズの運営する2つのサービスNP後払いとアトネの違いを審査や利用限度額、支払い方法、手数料などで比較します。
Contents
NP後払いとatoneの違い!審査や限度額などで比較
2つの同じ会社が運営するサービスの違いを比較します。
比較表
この2つのサービスの違いを分かりやすく表にまとめてみました。
*2024年2月23日時点での情報です。
項目/サービス | NP後払い | atone |
運営会社 | 株式会社ネットプロテクションズ | |
開始 | 2002年 | 2017年6月 |
登録の有無 | なしでも使える | 登録が必要 |
後払い利用枠(最大) | 55,000円 | 100,000円*1 |
実店舗利用 | ー | 〇*3(QRコード決済) |
バーチャル力ード有無 | なし | あり |
支払いタイミング | 14日以内(ゆっくり払い2ヶ月まで) | 口座振替:27日、コンビニ、銀行ATM:10日まで |
支払い | 1回毎 | 1ヶ月まとめて |
手数料(回数) | 1回毎 | 1ヶ月まとめて1回 |
手数料 | *2 | 209円(税込)*口座振替は無料 |
使えるお店 | 多くの通販、ロハコ、ヤフーショッピング | オンラインショップは限られているが、アプリ専用カードで一気に対応しているお店が増える |
ポイント | あり(NPポイント) | |
支払いにNPポイントを使う | 不可 | 可 |
アプリ版 | なし | あり |
WEB版 | あり(HP) | あり(HP) |
方法 | SMSに請求書が来るのでURLを押してバーコードを出し、コンビニなどで返済 | お店で選択して手続き |
入金方法 | コンビ二、郵便局、銀行 | コンビ二(はがき、バーコード、コンビニ端末)、銀行ATM(ペイジー)、口座振替 |
備考 | ゆっくり払いもNP後払いに入る、ヤフーショッピング、ロハコで利用可 | ー |
*1:通常の上限50,000円、口座振替を指定すると100,000円までアップ
*2:お店によって設定金額が異なります。特定の会員ランク以上で無料となるところもあるようです。
*3:本人確認と一定の利用実績が必要。
アトネでは、返済方法によって期限の日付が異なります。
例えば、1日1日の利用分は翌月の10日まで(コンビニ)、口座振替なら毎月27日となっています。
そのため、例えば1月1日の利用分を口座振替すれば2月27日の返済となるため、支払いを2ヶ月近くスライド可能です。
同じ会社が運営
この2つのサービスは株式会社ネットプロテクションズが運営しています。
つまり、同じ会社が運営しているサービスです。
利用限度額について
利用限度額はアトネの方が高いです。
ただし、返済方法を口座振替にしないと上限は最大で5万円となるので、口座振替にしない前提だとNP後払いの方が高くなります。
アトネの限度額の詳細については下記の記事を参照してください。
🔍atoneの限度額は最大10万円?初回はいくら?残高確認方法とご利用上限額の上げ方を解説!
このように見てみると、アトネとNP後払いは同じ会社の運営している全く別のサービスという印象です。
しかし、アトネの審査や利用限度額にNP後払いの利用実績が関係していると考えられます。
というのも、ゆっくり払いを何度か使ったことのある状況でatoneに新規登録したところ、スタート時に上限が50,000円もあったのです。
通常、完全新規だと3,000円や5,000円からスタートすることが多いことを考えると、やはり審査や上限にNP後払いの利用実績も含まれると考えられます。
支払いタイミングについて
アトネはその月に使った金額を末日に集計され、翌月にまとめて支払いします。
それに対し、NP後払いは1回毎の入金です。
アトネとスライド期間
《31日に決済》
コンビ二、銀行ATMなど(10日まで)⇒10日遅らせられる
口座振替(27日)⇒27日遅らせられる
《1日に決済》*31日まであるとする
コンビ二、銀行ATMなど(10日まで)⇒40日遅らせられる
口座振替(27日)⇒57日遅らせられる
アトネは翌月に返済となりますが、タイミングによっては2ヶ月近く支払をスライドできるケースも。
逆に末日に近いタイミングでの利用となると、10日くらいしか支払をずらせないケースもあります。
NP後払いとアトネのうち、片方延滞するともう片方に遅延がなくても支払いができなくなります。
このように、恐らく電話番号の情報で同じユーザーであると会社側で紐づけてあると考えられるので、遅れないようにしましょう。
ゆっくり払いについて
ゆっくり払いはNP後払いを使った決済方法です。
ロハコやYahoo!ショッピングで使えます。
今回の記事内では、ゆっくり払いもNP後払のサービスの内にあるとして解説します。
詳細については下記の記事を参照してください。
🔍LOHACO by ASKUL(ロハコ)でゆっくり払いする方法と出来ない場合の対処法を解説
🔍Yahoo!(ヤフー)ショッピングで使えるゆっくり払い(後払い)とは?審査と支払い方法
審査について
どちらも、その都度審査があります。
つまり、上限はあくまで目安であり、限度額があるのに使えないというケースも珍しくありません。
意外なことに、同じ金額であっても注文を分けると通るケースもあります。
ポイントについて
2つのサービスで貯められるポイントはNPポイントです(共通Pt)。
どちらのサービスでも2つの履歴を確認できます。
使い方や確認方法などについては下記の記事を参照してください。
🔍atoneのポイントの使い方と利用履歴の確認方法!交換や懸賞に使うには?使えない時の対処法
🔍NP後払いのポイントの使い方と交換と懸賞について!Pt履歴の確認方法も紹介!
使い分けについて
NP後払いはオンラインショップで対応しているところも多いです。
例えば、楽天市場などでも対応店舗は多いので、利用できるシーンが多いでしょう。
初めて使うお店や小規模のお店でちょっと心配といった時にオススメなのがこの支払方法です。
後から請求書が届いての入金となるため、お金だけ取られて商品が送られてこないといったトラブルが避けられます。
細々としたものを別のサービスからそれぞれ購入するのであれば、手数料が毎月でまとめて1回のアトネの方がお勧めです。
実店舗での使用について
アトネが使える実店舗は、上記のようなロゴがあるところ。
上記のようなSmartCodeのロゴがあるところ。
JPQR のポップにatoneのロゴがあるところなどです。
QRコード決済が使えないと実店舗では利用できません。
その他、類似サービスとの違いを比較
2つのサービスと近いサービスを比較してみました。
*2024年2月23日時点での情報です。
項目/サービス | NP後払い | atone | メルペイ | バンドルカード | ファミペイ |
運営会社 | 株式会社ネットプロテクションズ | 株式会社メルペイ | 株式会社カンム | 株式会社ファミマデジタルワン | |
後払い利用枠(最大) | 55,000円 | 10万円 | 50万円(メルペイスマート払い) | 5万円 | 10万円 |
リアル力ード有無 | ー | ー | ○ | 〇 | ー |
バーチャル力ード有無 | ー | ○ | ○ | 〇 | 〇 |
国際ブランド | ー | JCB | メルカード:JCB、バーチャルカード:MasterCard | VISA | JCB |
実店舗利用 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
限度額の高さや使い勝手の良さならメルペイスマート払いに軍配が上がりそうです。
アトネにはバーチャルカードがありますが、すぐに使えるようにはならず、ある程度の利用実績が必要です。
この利用実績にはNP後払いは含まれていないと考えられ、管理人も2ヶ月くらいちょっとずつ使って返済を繰り返していますが、未だに申し込みボタンが出ません。
また、QRコード決済も利用実績不十分なのか使えない状態です。
このように、atoneを十全に使うには、何ヶ月間か利用実績を積まなくてはいけないので、本格的に使おうとすると時間がかかります。
アプリ専用カードやQRコード決済が使えない状態だと、使えるお店がかなり限られてくるため実績を積むのが難しいというのもデメリットです。
そういったことを総合して、メルペイスマート払いの方が本格的に使い始めやすいと判断できそうですね。
メルペイスマート払いの審査や申し込み方法については下記の記事を参照してください。
🔍メルカリのメルペイスマート払い(翌月/定額払い)の審査は厳しい甘い?申し込み方法を解説
メルペイにはメルカードというクレジットカードもあります。
クレカなのでさらに幅広いお店やサービスで使えるのでおすすめです。
他のクレカに落ちたという人であっても通ったケースも多数報告されています。
審査や申し込み方法の詳細については下記の記事を参照してください。
🔍メルカードの審査はない?通過は緩い甘い?厳しい?無職、主婦、ブラックでも作れるのか解説
🔍メルカードの申し込み方法と作り方!申し込めない、表示されない場合の発行手続きのやり方を解説
*メルペイスマート払いやメルカードを使うにはメルカリアカウント(アプリ版)が必須です。
メルカリアプリ登録時にポイントが貰える!
メルカリアプリに登録する際は、「招待コード」の欄に「MSXGAH」と入力して手続きをすることで、登録者と招待者にそれぞれ500Pずつポイントが付与されます。
つまり、私と登録してくれた人にそれぞれ500Pがプレゼントされます!!
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MSXGAH
このポイントは、メルカリでの買い物はもちろん、メルペイの支払い時にも利用でき、メルカードで使ったお金を支払う際に使用可能です。
アプリは下記のリンクからインストールできます。
フリマアプリはメルカリ - メルペイのスマホ決済でもっとお得
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注意ポイント
メルカリに登録してクレカをすぐに発行できたケースもそれなりにあるようです。
メルペイスマートマネーに関してもすぐに借入できたケースが報告されています。
しかし、通過率については不明であり、必ずしも審査に通るわけではない点に注意してください。
ただし、クレカを発行できなくても、後払い決済や少額のキャッシング機能(メルペイスマートマネー)などは利用出来る可能性も。(*審査あり)
NP後払いとatoneどっちがオススメなのか?
2つのサービスでどっちがおすすめなのか状況別にまとめてみました。
状況 | おすすめ |
手数料は少ない方が良い | atone |
なるべく支払いを遅くまでスライドさせたい*1 | |
色々なお店で細々買いたい | |
ヤフーショッピングやロハコで使いたい | ゆっくり払い(NP後払い)またはatoneのアプリ専用カード |
使えるお店が多い方が良い | アプリ専用カード前提ならatone、そうでないならNP後払い |
初めて使うお店で心配 | NP後払い |
*1:タイミングによってはアトネでほぼ2ヶ月スライドできるケースも、ゆっくり払(ロハコ、Yahoo!ショッピングのみ)なら2ヶ月ずらせる
アプリ専用カードは、atoneで本人確認を済ませており、一定の利用実績があることで使えるようになるバーチャルカードです。
これが使えるのであれば、多くのオンラインショップで使用できるようになります。
一気に利用範囲が広くなるので、アプリ専用カードを使う前提であればアトネの方が便利です。
しかし、アプリ専用カードは本人確認と一定以上の利用実績が必要なので、その点がネックと言えるでしょう。
一定の利用実績が必要なことは分かっていますが、具体的な条件やボーダーは公表されておらず、どれだけ使えば申し込めるようになるのか分かりません。
アプリ専用カードが使えるのであれば、atoneがお勧めです。
使えないのであればそもそもNP後払いとアトネ両方が選べるサービスが少ないので、そのまま前者の方を選べば良いでしょう。
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