マイナンバーカードの発行によりポイントが貰えるという事業がありましたが、すでに期間は終了しているはずです。
しかし、2023年11月頃からマイナポイント事務局を騙る業者から第二弾のポイント申請の期限が迫っているというメールが頻繁に届くように。
この記事では、マイナポイント事務局を騙る第2弾20000P申請やプレゼント詐欺のメール詳細とクリックしてしまった、入力してしまった場合の対処法を解説します。
Contents
- 1 マイナポイント事務局と名乗って第2弾20000Ptの申請を促すメールは詐欺なのか?
- 1.1 少しずつパターンが違うケースも
- 1.2 第二弾と銘打ったメッセージが来る
- 1.3 申請すると2万円分加算プレゼントされるという内容
- 1.4 類似パターンも
- 1.5 2023年11月の終わり頃から?
- 1.6 クレジットカード情報やパスワード、マイナンバー関連の情報を盗み取る
- 1.7 総務省が行っていたキャンペーンは2023年9月30日で終了
- 1.8 すでに記載の日付すら終了しているのに来るケースも
- 1.9 存在しないはずの日付
- 1.10 マイナカードを発行していないのに来るケースも
- 1.11 自治体が注意喚起
- 1.12 メールアドレスがおかしい
- 1.13 クリック後、開いたURLがおかしい
- 1.14 迷惑メールおまかせ規制でブロックされた
- 1.15 来たらどうすれば良いのか?
- 2 クリックしてしまった、開いてしまった場合の対処法
- 3 今後、受け取りを減らす方法
- 4 マイナポイント事務局第2弾20000Pプレゼント申請詐欺メールから偽サイトを開いた後、マイナカードの情報を入力してしまった、被害に遭ってしまった場合
マイナポイント事務局と名乗って第2弾20000Ptの申請を促すメールは詐欺なのか?
マイナポイント事務局と名乗って第2弾20000Pの申請を促すメールは詐欺なのか詳細について解説します。
メッセージ全文は下記の通りです。
マイナポイント第2弾で2万円のマイナポイントを獲得しました
マイナポイント事務局
マイナポイント第2弾で2万円のマイナポイントを獲得しましたが、まもなく無効になります。
期間内に請求するように注意してください。
マイナポイントとは?
マイナポイントは、マイナンバーカードの普及や活用を促進するとともに、消費を活性化させるため、QRコード決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済サービスで利用できるマイナポイント(1人2万円分)を付与する事業です。
ポイントをもらえますか?
はい、1回目のキャンペーンに参加してポイントを受け取っていても、
キャンペーンに参加できます。
マイナポイントの申し込み方法です
下記の手順でお申し込みください,最短3分でおお申し込み完了です。
★STEP1
応募専用サイトにアクセスし、応募書類を記入
★STEP2
マイナポイントの申込みをしよう
★STEP3
20,000円分のマイナポイントを取得し、ご活用ください
下記のリンクより申し込みください!
申請をはじめる
★マイナポイント第2弾のポイント申込期限は、2023年11月末まで延長されました。
なお、本メールの送信アドレスは「送信専用」ですので、送信してお問い合わせいただくことはできません。
・マイナポイント第2弾
フィッシングメール詐欺にはいくつかパターンがありますが、その多くが①何らかの期限切れが近く急いで手続きを促す②不正利用があったと慌てさせてログイン情報を入力させるといったものが主流です。
今回のものに関しては①マイナポイントを獲得したけれど申請をしないと期限が切れてしまうので急いで申し込むように、相手を慌てさせて警戒心を薄れさせて個人情報を盗み取るタイプものとなっています。
少しずつパターンが違うケースも
テキストリンクのパターン
URLのパターン
偽サイトへの誘導が、リンクテキストになっている、ボタンになっている(色のバリエーションあり)、URLになっているなど、細かい点でいくつかバリエーションがあることが分かります。
ボタンのパターン①
ボタンのパターン②
ボタンの色にもバリエーションがあり、管理人のところには少なくとも青と水色のパターンが届いています。
第二弾と銘打ったメッセージが来る
何パターンか見受けられますが、第二弾と銘打った内容やタイトルのメールが届きます。
申請すると2万円分加算プレゼントされるという内容
申請すれば20,000Pを獲得していますが、そのままだと有効期限が切れてしまうので、急いで申請してくださいといった内容のものです。
メール内にボタンやURL、テキストリンクで偽サイトへの誘導がされて、そこでクレジットカードやマイナンバー関連の情報を入力させて盗み取ります。
類似パターンも
この他にも、マイナポイント事務局という名義で「ポイントプレゼントのお知らせ」「20,000円分のポイントプレゼント!」などのタイトルで上記のような内容のメールを送ってくるケースも報告されています。
ほぼ同じ内容でタイトルにいくつかのパターンが見受けられます。
ポイントプレゼントのお知らせ
今回の加算ポイント【マイナポイント】2,0000ポイント
今回の加算ポイントの有効期限 2023年11月31日まで
『マイナポイント第2弾で20,000円のマイナポイントを獲得しましたが、
まもなく無効になります。期限内に請求するよ
うに注意してください。』
マイナポイントとは?
マイナポイントは、マイナンバーカードの普及
や活用を促進するとともに、消費を活性化させ
るため、QRコード決済や電子マネーなどのキャ
ッシュレス決済サービスで利用できるマイナポ
イント(1人2万円分)を付与する事業です。
ポイントをもらえますか?
はい、1回目のキャンペーンに参加してポイント
を受け取っていても、キャンペーンに参加でき
ます。
マイナポイントの申し込み方法です
下記の手順でお申し込みください,最短3分でお
お申し込み完了です。
★STEP1
応募専用サイトにアクセスし、応募書類を記入
…
「,」を打つところがズレているケースが見受けられますね。
また、期限がおかしい、句読点に違和感があるケースも多々見受けられます。
2023年11月の終わり頃から?
このようにマイナポイント事務局を騙るフィッシングメール詐欺は、特に2023年11月の終わり頃から急増しているようです。
実際、管理人のところに届き出したのも2023年11月22日くらいからであり、その後何日かに1回は届いています。
クレジットカード情報やパスワード、マイナンバー関連の情報を盗み取る
偽サイトに誘導させて、クレジットカードやマイナンバー関連の情報を入力させて、大事な個人情報を盗み取ります。
クレカやマイナンバーカードの不正利用に繋がる可能性が高いため、絶対に入力しないようにしてください。
マイナポイントの加算先に指定するためにクレジットカードの情報も入力させようとしてきます。
つまり、今回の詐欺に引っかかってしまうと、マイナンバーカードの情報はもちろん、クレジットカードの情報も漏れてしまうため、非常に危険なことになります。
総務省が行っていたキャンペーンは2023年9月30日で終了
すでに20,000P加算されるP付与の第二弾キャンペーンは2023年9月30日時点で終了しています。
つまり、既に終了しているのに、それ以降にこういった内容のメールが来ることはおかしく、申請の終了期間がその期限を超過している時点でおかしいことになるでしょう。
ちなみに、こうしたフィッシングメール詐欺では、「第2弾のポイント申込期限が延長された」と記載されていることがほとんどで、急がないと期限が過ぎてしまうことを意識させるためか、送られてきた月の末までに延長されたという内容が届きます。
また、その月の1日~3日くらいだと、この部分を更新せず、すでに記載上の期限すら過ぎているというケースも。
このように、すぐに期限が切れてしまうと焦らせて偽サイトに誘導します。
つまり、例えば12月2日に11月末までの有効期限ですという内容のメールが届くケースもあるということです。
すでに記載の日付すら終了しているのに来るケースも
例えば、すでに12月なのに11月末までの有効期限という内容のメールが来るケースも報告されています。
存在しないはずの日付
プレゼントという文言がタイトルに入っているケースが多い方のメールの場合、有効期限の日付がそもそも色々な意味でおかしいケースも。
例えば、2023年11月や12月の始めに、申請期間11月31日までとなっているメールが届くなど、存在しないはずの日付が記載されていると一部で話題になっていました。
ちなみに11月は30日までしかありません。
マイナカードを発行していないのに来るケースも
マイナンバーカードを発行していなかったり、発行していても連絡先に登録していないメールアドレスに届いたりするケースも多いです。
自治体が注意喚起
熊本県荒尾市などが今回のようなメールを、詐欺であること、第2弾のキャンペーンは令和5年9月30日に終了していること、このような不審なメールが届いてもアクセスしないように注意喚起しています。
メールアドレスがおかしい
今回のメッセージが届いた送信元メールアドレスを確認すると、適当な数字とアルファベットの羅列のようなものが多いように感じられました(管理人の元に届いたものの場合)。
中には、偽装していたり、メールアドレス内にmynumberといった文言を入れてそれらしくしているケースもあるため注意が必要です。
クリック後、開いたURLがおかしい
記載されたリンクやリンクボタンをクリック(タップ)後に、開いたページは公式そっくりに作ってあります。
しかし、URLを確認してみると、全く違ったものであったり、本物と似たものであってもよく見るとドメインが異なったり、余分な文字が含まれていたりします。
迷惑メールおまかせ規制でブロックされた
管理人の環境だと、迷惑メールおまかせ規制でブロックされたことがレポートにより分かっています。
このことからも、偽物だと判断できそうですね。
来たらどうすれば良いのか?
今回のメッセージは迷惑メールだということが分かっているので、開かずそのまま速やかに削除をお勧めします。
同じ業者から何度も届く場合はそのメールアドレスをブロックすることで一時的に届くのを減らせるかもしません。
しかし、大抵いくつかのメールアドレスを使って送っていると考えられるので、一つブロックしても別のメールアドレスから送っている可能性が高いです。
Gmailでのブロックの手順に関しては下記の記事を参照してください。
🔍【三井住友カード】ご請求金額確定のご案内は迷惑メール?クリックしてしまった場合の対処法
クリックしてしまった、開いてしまった場合の対処法
添付されているリンクボタンや記載されているリンクテキストなどを押してしまった、クリックしてしまった場合、偽サイトが開かれてしまいます。
偽サイトのログインページに絶対に個人情報やクレジットカードの情報を入力しないでください。
不正利用などに繋がる可能性が非常に高いです。
こうした偽サイトにアクセスしてしまった場合、できればウイルス対策アプリでスキャンにかけておくことをお勧めします。
というのも、フィッシングサイトの中には開いただけでスパイウェアなどに感染するケースもあり、個人情報を偽サイトに入れなかったとしても、情報を盗み取られる可能性があるためです。
今後、受け取りを減らす方法
今後、今回のマイナポイント事務局の第2弾20000Pプレゼント詐欺のような迷惑メールの受け取りを減らす方法にはいくつかあります。
キャリアメールに対して届いているのであれば、そのキャリアの迷惑メールフィルターを有効にすることです。
Gmailなどのフリーメールに対して届いているのであれば、ブロックや拡張機能でブロックできるものがあるので、そういったものを導入することをお勧めします。
また、ウイルス対策アプリの中には迷惑メールをブロックしてくれたり、迷惑メールから偽サイトを開いてしまった時に警告を出してくれたりするものも。
こうした詳細については下記の記事を参照してください。
🔍【三井住友カード】ご請求金額確定のご案内は迷惑メール?クリックしてしまった場合の対処法
マイナポイント事務局第2弾20000Pプレゼント申請詐欺メールから偽サイトを開いた後、マイナカードの情報を入力してしまった、被害に遭ってしまった場合
マイナポイント事務局第2弾20000Pプレゼント申請詐欺メールから偽サイトを開いた後、マイナカードの情報を入力してしまった場合、どうしたら良いのか解説します。
クレカの利用停止と再発行
クレジットカードの情報を入力してしまった場合は、すぐにそのクレカの会社に電話をかけて利用停止と再発行の手続きをしてください。
すでに不正利用されてしまった場合は、そのクレジットカードの補償制度を確認し、手続きや相談などを行うようにしましょう。
その他キャッシュレス決済の情報を入力した場合はそのサービスのパスワード変更など
今回のケースだとクレジットカードとマイナンバー関連の情報を抜き取るケースが多いようです。
マイナンバーカードの発行によりPtが受け取れるキャンペーンは、例えばPayPayやau Payなどのサービスでも受け取れたので、そうした情報を求められるケースも今後あるかもしれません。
もし、そういったサービスのログイン情報を入力してしまった場合は、そのサービスのパスワードなどの変更を迅速にするようにしましょう。
相談窓口
相談窓口は下記の通りです。
相談窓口
消費者ホットライン:188
警察相談窓口:#9110
マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178(1番⇒5番)
マイナンバーカードは再発行できるのか?再発行で番号は変更できるのか?
マイナンバーカードは再発行が可能です。
ただし、通常の再発行だと、番号はそのままとなり変更できません。
原則生涯同じ番号だが、不正利用の恐れがある場合は変更可
今回のケースのようにマイナポイント事務局を騙る詐欺メールに引っかかってしまい、情報が漏れてしまった時に気になるのは、番号を変更できるケースがあるのかということです。
実は漏洩により不正利用の恐れがある場合に限り、本人の申請または市町村長の職権により変更が可能です。
詳しい手続きについては、住んでいる市町村窓口まで問い合わせることとされています。
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