昨今、SNSでは若年層の保護とターゲティング広告の精度を高めるために年齢の入力や登録すると運営に自動的に年齢がバレる誕生日(生年月日)の入力を求めるケースが増加しています。
インスタ(Instagram)でもそうした流れがあって、2021年8月30日には全ユーザーに生年月日の登録を必須とし、通知や警告などあの手この手で誕生日登録をさせようとしてきます。
この記事では、Instagramで誕生日・生年月日を求められる詳細についてと登録の方法などについて解説していきます。
あれ…?インスタが使えなくなったんだけど…。
もしかして、生年月日の入力を無視していませんでしたか?
Contents
インスタで誕生日・生年月日の登録が求められるようになった
インスタで誕生日(生年月日)の登録が求められるようになりました。
2019年の時点では、新規アカウント作成時にバースデーを登録する項目が導入されましたが、米国時間2021年8月30日から全アカウントで必須の流れとなり、2022年1月16日時点では、通知や警告などにより既存ユーザーも年齢確認が求められています。
2019年12月からバースデーの入力が必須になった
Instagramでは、2019年12月からアカウントの作成時に生年月日(誕生日)の情報を入れる項目が出来ました。
これにより、アカウント登録時に生年月日の入力が必須となり、生年月日を登録することで自動的に年齢も把握されることになります。
詳しい内容についてはInstagram公式ブログなどで紹介されています。
2021年8月30日からは全ユーザーにバースデー入力を義務付け
米国時間2021年8月30日にFacebook(現Meta)はインスタで誕生日の入力を必須とすることを発表しました。
2019年12月から新規登録者に対して生年月日の入力を求めるなど、誕生日の入力必須化は進んでいましたが、これ以前の登録者は生年月日の入力をせずに使い続けることが可能でした。
しかし、2021年8月30日の発表とそれからの流れにより、バースデーの入力をしないままInstagramを使い続けていると通知が表示されるようになり、それを無視し続けると投稿する際に警告が表示されるようになります。
これにより、友達が投稿した写真や動画などが閲覧出来なくなってしまい、最終的にはInstagramが利用出来なくなってしまいます。
登録しないとアカウント作成できないように!
つまり、Instagramに新規でアカウント作成する際は生年月日の登録が必須となることに。
これはつまり、誕生日の登録を行わないとアカウントが作成できないようになったということです。
登録しないとどうなるのか?
Instagramでバースデーを入力しないと下記のようなことが起こります。
誕生日を登録しないと起こること
- ログインやアプリ起動時に誕生日を入力するよう勧告通知が出るようになる
- 投稿の際に警告が出るようになる
- 投稿やメッセージなどが閲覧出来なくなる
しばらくは勧告通知だけなので、問題なく投稿したり、投稿を閲覧したりすることが出来ますが、それを無視していくとインスタを利用出来なくなってしまうため、早めに誕生日の設定をした方が良いでしょう。
登録するとどうなるのか?
インスタでバースデーを登録すると、16歳未満のユーザーであれば非公開アカウントになる、18歳未満であればフォロー外の成人からのDMを貰えなくなるといった現象が発生します。
また、これに加えて20歳未満であれば20歳以上でないと法律違反の商品などの広告が表示されなくなったり、年齢と性別に合った広告が表示されやすくなったりなどの現象が発生します。
例えば、20代女性であれば美容関連の広告、40代女性であれば子育て関連の広告などが表示されやすくなるということです。
嘘の日付を入力したユーザーを判別するシステムも開発されている
インスタでは、嘘の誕生日(生年月日)を入力したユーザーを判断出来るシステムも制作中です。
このシステムとしては、誕生日というキーワードを含んだ投稿をした日付やフォロワーから誕生日を祝われた内容などから判断するとのことです。
年齢の詐称・サバ読みが怪しいと判断された場合は、証明手続きが必要となる予定となっています。
若年層のユーザー保護のためか?
インスタはほとんどの国で13歳未満だとアカウントが作成出来ません。
つまり、14歳以上でないとアカウント作成自体が行えない国が多いのですが、14歳以上20歳以下のユーザーに対しての保護のために生年月日の入力が必須になった可能性もあります(少なくともMetaはそう謳っている)。
というのも、バースデーを入力するようになったことで、年齢も自動的に分かるようになりました。
これにより、16歳未満が新規アカウントを作成すると、デフォルトで非公開アカウントになる、成人はフォロー状態にない18歳未満ユーザーにDMが送れないように設定出来る、20歳未満に対して法律で禁止されている商品の広告が表示されないようになるといった仕組みが実装されたからです。
キーワード検索も開始されたことから、年齢とキーワードでターゲティング広告の精度を高めるためか?
キーワード検索と同時に全ユーザーに誕生日の入力を必須としたこと、生年月日の入力から確実に広告の内容がより年齢と関連性の近いものとなった報告があることから、年齢とキーワードでターゲティング広告の精度を高めることも狙いの一つだったのではないかと考えているユーザーもいます。
入力をすると周りにバレるのか?
インスタでバースデーを入力したとしても、周りに通知が行くことはありません。
また、誕生日が表示される項目もないため、自分から明かさない限り生年月日や年齢がバレることはありません。
年齢のサバ読みはどうなの?問題ある?
生年月日を登録する上で生年月日を実際より昔にして実際の年齢より高く見せたり、逆に実際の誕生日より最近にして年齢を低く見せたりすることは問題あるのかについては、前者は未成年である場合はNG、後者に関しては成人の間の年齢であれば問題ない可能性が高いです。
というのも、生年月日の設定の理由についてMeta公式は未成年の保護としているためです。
とはいえ、年齢を偽ることで判別システムに引っかかり余計な手続きをすることが面倒であること、生年月日の設定をしたところで周りにその日付がバレることはないことから、サバを読む場合はプロフィールの詳細だけにすることをおすすめします。
また、成年が未成年のフリをするのに関しては、フォロー関係でない未成年から未成年へのDMが送れるといった特徴(フォロー関係にない成人から18歳未満へのDMは送れない)から、Metaからの追求が強くなる可能性があると考えられます。
インスタで誕生日を追加・編集する方法
Instagramでバースデーを追加・編集する方法について解説していきます。
バースデーを追加・編集する
誕生日(生年月日)の設定を警告文や通知から行わない場合、誕生日の変更ページで生年月日を変更するのとほぼ同じ手順で設定出来ます。
まずは、「プロフィールタブ」を選択し「メニュー」をタップしてください。
表示されたメニューから「歯車アイコン」をタップします。
「アカウント」から「個人の情報」を選びましょう。
「誕生日」の項目の下にある空白(既に設定してある場合は生年月日が表示される)を選択して誕生日を設定したら「チェック」を押してください。
インスタで誕生日を祝う方法
Instagramで誕生日を祝う方法について解説していきます。
ストーリーズで祝う
過去には、Instagramのストーリーズでバースデーカード(誕生日カード)を送る機能があり、全4種類がありました。
2022年1月16日時点では、ストーリーズ機能の一新により、バースデーカードの項目はなくなっています。
そのため、ストーリーズで誕生日を祝う場合は、文字を入れたり、エフェクトを入れてカスタマイズしたりしてバースデーカードのようなものを自分で作成する必要があるでしょう。
ストーリーズで誕生日を祝うには、「プロフィールタブ」から「+アイコン」を選び「ストーリーズ」をタップしてください。
ストーリーズの写真などを撮影したり、デバイスから画像を取り込んだりしたら、メッセージを付け加えて加工などを行い「完了」をタップします。
「矢印アイコン」から「ストーリーズ」または「親しい友達」などに「シェア」しましょう。
GIFからバースデーケーキなどを探す
GIFから様々なスタンプを探すことが出来ます。
ストーリーズには様々なGIFがあるため、GIFからバースデーケーキっぽい絵などを飾ればそれらしくなるはずです。
GIFからスタンプを探すには、ストーリーズ撮影後の編集ページで「スタンプアイコン」をタップしてください。
検索枠に「ケーキ」と入れれば自動的にケーキやバースデーケーキが表示されます。
また、他にも「クラッカー」なども誕生日に相応しいスタンプが表示されるので活用すると良いでしょう。
目当てのスタンプが見つかったらタップすれば利用出来ます。
@スタンプを利用する
お祝いの言葉などに加えて、@(メンション)を付けて誰に対してのお祝いか(abcdefというユーザーに対して祝うなら@abcdef)表明する必要があります。
これを付けないと誰に対するお祝いか分からず、祝われた相手も気づかず反応出来ない可能性があります。
単純にテキストでメンションを選択しても良いですが、お勧めの方法はメンションスタンプの利用です。
「スタンプアイコン」から「メンションスタンプ」を選んでください。
@以降のIDを入力すると候補が表示されるので誕生日メッセージを送りたい相手を選択して「完了」を押しましょう。
お題スタンプで誕生日のお祝いを求める
インスタでは、ストーリーズにスタンプという機能が追加されました。
スタンプには様々な機能を持つものがあり、中にはお題スタンプという1人がお題を出してテーマに参加していくタイプのものがあります。
このお題スタンプ機能を使って誕生日のお祝いメッセージをくれるようにフォロワーなどに求めていくことも出来るでしょう。
ハッシュタグやカウントダウンで募集する
「ハッシュタグ」スタンプを使って誕生日関連のタグを入れたり、「カウントダウンスタンプ」を使って誕生日までのカウントダウンなどをしても良いかもしれません。
DMで送る
周りに誕生日のメッセージを送ったことがバレたくない場合は、DM(ダイレクトメッセージ)でお祝いを送ることをおすすめします。
DMなら自分と送った相手以外には、メッセージを送ったことも内容もバレません。
ただし、DMでメッセージを送ると、2回までリプライ再生出来ますが、2回閲覧するともう再生することが出来ないという点に注意しましょう。
DMでメッセージを送るには、「ホームタブ」から「メッセンジャーアイコン」を選び、「メッセージを送りたい相手」をタップしてください。
メッセージを入力して送信したり、スタンプアイコンから様々なGIFを探して送信したり出来ます。
「スタンプアイコン」を選び「ケーキ」「クラッカー」などのキーワードを入力し、誕生日に良さそうなスタンプをスタンプを選んだらタップするだけで反映されます。
ケーキのスタンプが送れたことが分かりますね。
インスタで誕生日・生年月日を入力する際の疑問点など
Instagramで誕生日・生年月日を入力する際の疑問点などについて解説していきます。
設定をすると周りにバレるのか?
誕生日(生年月日)の設定をしてバースデーが近づいたとしても、フォロワーに通知が行くことはありません。
また、自分や周りに対してバースデー当日に誕生日と通知されることはありません。
Twitterなどのような風船のエフェクトは出るのか?
Twitterで生年月日を設定していると、バースデー当日に誕生日のアカウントに風船が上がります。
これにより、周りに誕生日であるとバレてしまいますが、インスタに関してはどうでしょうか?
インスタでは、Twitterのような風船のエフェクトは発生せず代わりになるようなエフェクトや通知などもないため、こういったところから誕生日がバレる心配はありません。
入力を無視したら?
誕生日登録の勧告通知を無視すると、投稿時に警告が表示されて他ユーザーの投稿などが閲覧出来なくなるなど、入力を無視し続けることでインスタの機能が制限されていきます。
今後、さらに無視していくことでアカウント凍結や停止などの重い対処がされる可能性もあるでしょう。
フォロー・フォロワーのバースデー通知は来る?
フォローしている相手やフォロワー、相互フォローの相手であっても誕生日の通知が来ません。
そのため、相手に自分のバースデーを共有したい場合は個人的に伝える必要があります。
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